WILL

2024年2月16日(金)より
渋谷シネクイントテアトル新宿
ほか全国順次公開

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  • 出演:東出昌大

  • 服部文祥 阿部達也 石川竜一
     GOMA コムアイ 森達也

  • 音楽・出演:MOROHA

  • 監督・撮影・編集:エリザベス宮地
     プロデューサー:高根順次
    2024年|日本|カラー|ビスタ|140分|DCP|映倫区分:G
     製作・配給:SPACE SHOWER FILMS

Introduction

イントロダクション

俳優・東出昌大は猟銃を持ち、
山へ向かった。
水道もガスもない状態での暮らし。
狩猟で獲た鹿やイノシシを食べ、
地元の人々と触れ合う日々は、
彼に何をもたらしたのか――。

なぜ俳優である東出昌大が狩猟をしているのか。
彼が狩猟をして生命を頂き、生きながらえる生命とは何なのか――。
本作は、根底にある気持ちの混沌、矛盾、葛藤を抱える東出昌大という一人の人間と、MOROHAが発する渾身の言葉とすさまじい熱量が重なり合い、東出自身が問い続けている日々を生々しくスクリーンに映し出していく。

本作の監督を務めた映像作家・エリザベス宮地は、MOROHA「バラ色の日々」「五文銭」「エリザベス」など数々のMVを手掛け、2017年にはMOROHAのドキュメント映画『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』を公開。
本作は、事務所退所前より宮地監督から東出サイドへオファーをするが、途中頓挫するも、再度東出からの連絡で企画が動き出し、完成・公開の運びとなる。

また自身も出演し、音楽を担当するのは、今年結成15周年を迎える2人組バンド・MOROHA。
彼らのアコースティックギター一本での切ないメロディは、夢や挫折、恋愛や失恋など実体験を詰め込んだリリックという“魂の叫び”で、聴く者の心に深く刻み付ける。MOROHA・アフロと東出は長年の友人であり、本作では東出自身の心情とMOROHAの歌が熱く交錯していく。

そして2023年、映画『Winny』、『福田村事件』等センセーショナルな作品の出演が続き話題を集め、今、日本映画界に欠かせない存在の俳優・東出昌大。居場所を失い、彼は何を思い感じ、山へ向かったのか――、その答えが本作には遺されている。

狩猟とは――命とは――人間とは――。
MOROHAの作り出す壮絶な音楽と共に、残酷すぎる世界で生きる意志(WILL)を呼び起こす、魂の140分。

Casts / Director

出演/監督

  • 東出昌大 1988年、埼玉県生れ。俳優。映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、同作で第67回毎日映画コンクール、スポニチグランプリ新人賞。第36回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』、『ごちそうさん』『コンフィデンスマンjp』など数々のドラマに出演。最近の主な出演作は映画『とべない風船』、『天上の花』、『Winny』、『福田村事件』など。

  • エリザベス宮地 1985年、高知県生まれ。映像作家。2016年に公開した元恋人と過ごした2年間を当時の写真と映像で綴ったMOROHA『バラ色の日々』MVが話題を集める。2020年に公開した優里『ドライフラワー』MVはトータルで2億回再生を越える。ドキュメンタリーの最新作としてBiSHの解散ツアーに密着した『LOVE iS NOT OVER』、藤井風の怒涛の半年間に密着した『Fujii Kaze: grace 2022 Documentary』を2023年に発表している。

  • 高根順次 1973年、秋田県生まれ。スペースシャワーTVに所属するプロデューサー。主なプロデュース作品は『フラッシュバックメモリーズ3D』(松江哲明監督)、『私たちのハァハァ』(松居大悟監督)、『あの頃。』(今泉力哉監督)、『アイドルキャノンボール2017』『ドキュメント サニーデイ・サービス』(カンパニー松尾監督)等。著作に『PRODUCERS’ THINKING “衝撃作”を成功に導いた仕掛け人たちの発想法』。

  • MOROHA 2008年結成。 舞台上に鎮座するアコースティックギターのUKと、汗に染まるTシャツを纏いマイクに喰らいつくMCのアフロからなる二人組。 互いの持ち味を最大限生かす為、楽曲、ライブ共にGt×MCという最小最強編成で臨み、ライブハウス、ホール、フェス、場所を問わず聴き手の人生へと踏み込む。 道徳や正しさとは程遠い、人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽をかき鳴らし、賛否両論を巻き起こしている。

  • 服部文祥 1969年、神奈川県生れ。登山家/作家/山岳雑誌『岳人』編集者。96年に世界第二の高峰K2に登頂。99年から便利な道具を排した“サバイバル登山”を実践。簡素な道具だけを携え、食料を現地調達しながら登山を行う。『ツンドラ・サバイバル』で梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。小説『息子と狩猟に』で三島由紀夫賞候補に。近著は『北海道犬旅サバイバル』『山旅犬のナツ』。

  • 阿部達也 1975年、旧水上町生まれ。猟師/料理人。一度水上を離れ(東京)20歳で帰郷、兄と実家の家業(旅館)を継ぐ。子供の頃から厨房や山、川で遊び子供の頃から食と天然素材と触れ合う。自分の料理する物は自分で採り(獲り)料理する。東京生活があったからこそ故郷の食材の素晴らしさを知る。自分の旅館で地産地消、地元食材(海物は使わない)。最終系の食材を求め鉄砲を27歳から始める。群馬県みなかみ町にて「お山の食堂 たんとくわっさい」を経営。

  • 石川竜一 1984年、沖縄県生まれ。写真家。沖縄国際大学社会文化学科卒業。在学中に写真と出会う。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。12年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。14年、写真集『絶景のポリフォニー』『okinawan portrait』を赤々舎より発売し、第40回(2014年度)木村伊兵衛賞を受賞する。 2015年より服部文祥氏と山に入り、自然と向き合うなかで写した51点の写真を収載した『いのちのうちがわ』や最新作にはライフワークのスナップ写真をまとめた『zk』などがある。

  • GOMA 1973年、大阪府生まれ。オーストラリア先住民族の伝統楽器“ディジュリドゥ”の奏者・画家。97年ダンスのワークショップでディジュリドゥに出会いライブ活動を開始。国内外の音楽フェスに活動を拡げ勢いにのっていた09年交通事故に遭い活動を休止。事故後突然緻密な点描画を描き始める。アート活動が評価され現在までに17年、19年 新宿高島屋美術画廊、22年 PARCO MUSEUM TOKYO、23年 心斎橋PARCO GALLERY/名古屋PARCO GALLERYなどで個展を行う。

  • コムアイ 1992年、神奈川県生まれ。アーティスト。2012年、「水曜日のカンパネラ」のメンバーとしてデビュー。21年に脱退。以降、音楽や身体表現のパフォーマンスを行う。パートナーの太田光海による、妊娠出産をテーマにした『LaVie Cinématique 映画的人生』を制作中。主な出演作はNetflixドラマシリーズ『Followers』『dele』、映画『福田村事件』など。

  • 森達也 広島県生まれ。映画監督、作家。テレビ・ドキュメンタリー作品を多く制作。1998年、オウム真理教の現役信者を被写体としたドキュメンタリー映画『A』がベルリン映画祭に正式招待される。2001年、映画『A2』を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。2023年“劇映画”長編デビュー作でもある『福田村事件』が大きな話題を呼ぶ。著書に『A3』(講談社ノンフィクション賞)『下山事件』『死刑』『すべての戦争は自衛意識から始まる』『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』など多数。

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Trailer

予告編・特報

Pamphlet

パンフレットに関して

パンフレット記載内容の
訂正とお詫び(正誤表)

パンフレットに下記の通り誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

32頁1行目
(誤)小屋の中がvだらけ →(正)小屋の中が煤(すす)だらけ

57頁中段22行目
(誤)葛藤したんだと思vいます →(正)葛藤したんだと思います

58頁 東出昌大プロフィール
(誤)「飛べない。風船」 →(正)「とべない風船」

58頁 東出昌大プロフィール
(誤)「霧島、部活辞めるってよ」 →(正)「桐島、部活やめるってよ」